語る会平成27年1月10日 @アートリーフ風花
会の紹介
精神障がい・発達障碍・引きこもりなどメンタルを病んだ人の自助会で、働こうという意思がある人の集まりです。6年ほど前に、統合失調症を抱えながら働く当事者が始めた自助会です。
一般に自助会は秘密厳守ですが、雇もれびの会も同じです。ただし、公式ブログに公式議事録をアップするので、それは公開します。ブログの内容と実際に来た人の名前を一致させるような言動は禁止です。
月に1回(第2土曜日)名古屋市東区葵のアートリーフ風花(最寄り駅 新栄町)に集まっています。それ以外に心理カウンセラー落合先生がファシリテーターをしてくださる「愚痴カフェ」を開催します。愚痴カフェは月に1回、水曜日の3-8時。サンサロサロンという名古屋駅西側の場所で開きます。
自己紹介
K:統合失調症で、一般企業での障がい者枠で働いている。事務職で4年目。一人暮らしも始めた。
M:大学を卒業して1年弱。引きこもっている。毎日苦しい。インターネットで自助会を探して雇もれびの会を知った。強迫神経症。鬱。今日は、先輩たちの話やアドバイスを聞きに来た。
D:保健所で小冊子「こもれび」をもらい、当会を知った。引きこもり歴があるが、今はB型作業所へ通っている。服薬はしていない。社会不安障がい。
B:発達障がい。今回で8回目の参加。コミュニケーションの練習をしたい。現在、製造業の現場で働いている。障がい者枠。今の会社に就く前は30社以上転職した。
S:統合失調症で11年間非常勤の公務員をしてきた。しかし体調がすぐれず、休みがちになり退職。現在は、塾の講師のアルバイトをしている。障がいはクローズ。この会を始めた当事者で当会代表。
近況など
D:マガジンに掲載された本間さんはどこにいるのか?
S:本間さんは名古屋市西区の障がい者支援施設(とびら/しん)を立ち上げた臨床心理士で、自助会にはゲストで来てくれた。
D:本間さんの「オープンダイアローグ」に興味がある。
S:私も興味がある。本間さんは、キーワードしか教えてくださらなかった。自分で調べた範囲でいうと、メンタルな病気の対処法や診断を患者・家族・看護師・医師が同じ部屋の中で本人を目の前にして話しあうスタイルの療法だ。北欧のラップ地方で行われて、治癒率が高く大変注目されている。別室で医師が勝手に診療方針を決める日本では、まだ知られていない療法だ。
D:オープンダイアローグに近い方法で私も回復してきた。非常にいい方法だと思う。服薬もしないようになった。5年ほど前まで引きこもりが酷かったが、現在は毎日楽しい。食事療法も自分なりに行っている。
B:私は、職場を転々と変わっている。コミュニケーションも苦手で孤立している。発達障がいの一種でアスペルガー症候群の一人だ。メンタルに問題を抱えた仲間が欲しくて参加している。発達障がいの他に、二次障がいとして回避性人格障害など様々な病名があるが、人生の生きづらさが一番の症状だ。障がい手帳をもらってからクリーニング業、運送業を経て、現在の工場で黙々とした作業をする仕事に就けた。過去には、30回以上転職している。信用金庫や広告代理店などもある。数か月で「君には向かない」と辞めざるを得なくなった。それ以来、モノが相手のアルバイトをして生活してきた。集団に適応できない。11年前に心療内科を受診して初めて自分の特性が分かって逆に、前向きになれた。対人不安
などがあるので、森田療法にも取り組んでいる。認知行動療法という「考え」と「行動」を直していく方法で徐々に回復していると感じる。
D :B型作業所で週に数日働いている。引きこもり支援をしている団体の作業所で、パンを作っている。A型作業所にも通ったことがあるが、うまくいかなかった。
M:大学院進学に失敗した。東京から戻って実家暮らしをしている。引きこもりである。毎日、家にいるのがつらい。
D:A型作業所は週に20から30時間出勤しなければいけないが、B型にはそうした決まりがない。10時から2時だけ働く。徐々に9時から3時に働く時間を増やすという自由度がある。
M:ひきこもりで、昼夜逆転に近くて、昼すぎに起きる生活。アルバイトもしていない。健康のために毎日1時間歩いている。
B:ウォーキングは非常にいい。私もしている。
M:友達は東京にいてみんな活躍している。地元の友達とは縁が切れてしまい孤立している。
D:自分の中でできることがあることに気づくことや自信を取り戻すことが大事。
B:私も自己肯定感が低い。自信を付けたい。
S:普段はどうしているのか?
M:だいたい図書館にいる。自宅はつらい。水泳することもある。
S:興味があることはなに?
M:生物学を学校で学んだ。もともとは芸術を学んでいた。
D;自分が学んだ高度な知識や様式に縛られているのではないか?苦しいとは思うが、怠けている訳ではない。もっと自分が楽になれる緩い環境から始めたらどうか?
S:子供の時はどんな子だったのか?
M:小学生のころは委員長に選ばれるようなリーダータイプだった。責任感が強くて活動的だった。中学以降の勉強ができなくなって自信がなくなっていった。
D:自信を取り戻すのが一番大事だと思う。今、B型作業所だが、ひきこもりよりはずっとよくなった。週2日から始めて、今は週4日だ。行くのが楽しい。自分がステップアップできている気持ちがして、自己肯定感もできた。
B:アスペルガー症候群は親からも批判されて、孤立する。親が助けてくれないことが心の傷になっている。いまだに学生時代のえこひいきのひどい先生がいたことと、それから親が守ってくれなかったことが傷になってフラッシュバックする。
S:健康に向けて気を付けていることは食事面ではどうか?
B:体重が20キロ以上増えたり減ったりするので、量に気をつけている。食べ過ぎないようにしている。100円ローソンなどを利用して食事量を減らして体重を落としている。20歳のころは過食で80キロあった。身体を動かす仕事の時は、57キロまで落ちた。その時はひどい過呼吸の症状もあった。63キロがベストだ。朝からちゃんと食べる。昼ごはんは食べ過ぎない。肉は摂りすぎないようにしている。食事がきちんとしていないと睡眠にも影響する。不眠になったり、早朝覚醒で苦しかったこともあった。
M:親に作ってもらっている。空気が胃にたまって苦しい。ゲップが出ない。
D:私もそうだった。苦しい。ゲップは運動すると出る。散歩がおすすめだ。私は食事では白砂糖を摂らないように気を付けている。黒砂糖などに代えている。ゴマや小魚などを摂るように意識している。きちっとやりすぎると逆にストレスになる。適度にする。朝ごはんはご飯と納豆など。白砂糖は、お菓子やパンにも多く入っている。私は引きこもり当時は、身体症状が出て、歩けなかった。鼻も蓄膿ぎみで、頭も重かった。
B:私は、元リクルートの渡瀬 謙さんの内向的でもトップになった営業術という本にであって、内向的を否定しないで済むようになれた。アスペルガー症候群には、内向、外向、孤立の3タイプがある。積極的になりなさいというプレッシャーを常に感じていたが、渡瀬さんの本のおかげで内向的でもいいんだと思えるようになった。
M:私はスピリチャル系の本が好きだ。
D:スピリチャルの「気」も東洋医学の「気」も西洋医学のリンパや血流もすべて自分の体をさまざまな角度から見ているものだ。霊感もまた、そうだと思う。
M:村上春樹の「1Q84」も読んだ。
S:話題の本を読むのはいいことだ。コミュニケーションの道具になる。
M:カウンセリングはどこで受けられるか?病院では診察しかない。
D:作業所の相談員のなかには相談にのってくれる人もいる。
S:作業所はどんなところか?
D:パンを作っている。パンイーストで育っていくパンが好きだ。それが売れるのがうれしい。
S:好きなものはあるか?
M:パソコンのMOS検定の勉強をしていたが、楽しくなかった。
D:私もPCは無機質で嫌いだ。楽しいと思えることをやるのがいい。自分に厳しくしすぎるように感じる。もっと甘やかしていいと思う。
M:美術に興味があって、絵を描くのが好きだ。イラストレーターのソフトは嫌いだ。手描きがいい。心理学の勉強にも興味がある。大学では文献を読むだけで面白くなかった。曲を作ることや、石を彫刻することも好きだ。
D:市民講座に通ってはどうか?お金も安くてお手軽でいい。KJ法というやりたいことを箇条書きにする方法がある。お金がないとか、出来ないとか考えずにやりたいことを単純に書くだけで、本当の自分が見えてくる。
M:音楽ライブがやりたい。
S:健康になるのが一番大事だ。一人では音楽は楽しめない。聞く人があってこそだと思う。
最後にひとこと
B;毎月、雇もれびを楽しみにしている。人と会ってしゃべることですっきりする。この会でいろんな人と出会い本当に良かった。
今日はありがとうございます。
H27年2月14日 名古屋市東区葵のアートリーフ風花で。東山線 新栄町)
> > 雇もれびの会(働く障害者の会)の就労体験を語る会。
> >
> > 会の紹介。
> > メンタルな病気や生きずらさを感じている障害者で、働いている、働こうと意欲を持っている方の自助会です。2時間の語る会で、自己紹介、近況、休憩、後半、まとめの一言、寄せ書きといった流れで進みます。初めてきた方や久しぶりに来た方の話を中心に聞きますので、周りの人は質問したり盛り上げてください。内容は筆記してブログにアップします。個人名や特定な名称は使いません。
> >
> > 参加者
> > K,M,S,O,B,A,T(男性7名)
> >
> > 自己紹介
> > K、10年ちょっと非常勤公務員を続けた。会を6年ほど前に始めた。会の代表で、統合失調症。今日は司会をする。
> > M、病院で清掃の仕事をしている。統合失調症。清掃の仕事は飽きてきたが、それを乗り越えたら楽しく仕事ができるようになった。
> > S、仕事を探している。3回目の参加。神経症的な対人恐怖があった。パニック障害などもあったが、ようやく最近、良くなって就職活動している。就労移行支援事業所に通う予定だ。PCスキルよりもデザインやイラストに興味がある。まずは生活リズムを作ることが目標だ。
> > O、靴屋さんのバックヤードで在庫管理の仕事をしている。荷物の仕分けなどだ。週5日の一日6時間。障害者職業センターを3ヶ月使って、実習面接筆記試験を経て今の仕事に就いた。30代後半。デイケアを週1で利用している。雇もれびはデイケアで聞いた。初参加。
> > B、40歳代前半、元々人としゃべれない泣いてばかりいる子供だった。対人恐怖が強い。20代で正社員からはずれて、50社以上就活しても決まらず、30歳付近でフリーターになった。ニートの時もあった。精神科で欝の薬をもらうこともあった。その後、発達障害・アスペルガー症候群と診断されて障害者職業センターを利用した。ジョブコーチもついてもらって障害者枠の工場で仕事に恵まれている。居心地もいいし、辞めたくない。時間がすぎるのが早く感じる。少人数の静かな職場で一人でできる仕事で、一番合っている。
> > A、外資系航空会社で勤務していた。ストレスや不眠や時差と闘っていた。その後、貨物会社に転職して障害をオープンにして1年半勤めた。が、使っているパソコンのソフトも違うし、上司が怖くて、説明が聞けない。仕事を覚えたくても教えてもらえずに退職に追い込まれた。もうすぐ退職し、求職活動をしなくてはならない。次の面接は障害をクローズで働きたい。年金は2級から3級に下がって生活が苦しい。
> > T、30歳代前半、通信系会社で事務職。3級の手帳を持ち障害者枠で働いている。学生時代に引きこもりを経験し、就職してからも不適応で、上司とコミュニケーションがとれなかった。まずはデイケアでコミュニケーション力と生活リズムを整えた。簡単な仕事から始めて今は事務職4年目。正社員登用試験を受ける。責任や給料を上げたい。スポーツが趣味。ようやく体調が本来に戻ってきた。エンジンをかけ直すのに時間がかかった。周りから支えられたおかげだ。PCは得意でワードエクセルは使いこなせる。新しい環境が苦手だが、ステップアップしたいので、東京へいって正社員になりたい。
> >
> >
> > A、病院を変わることが不安ではないか?
> > 病院の主治医とも相談して、東京に行くべきか決めたい。正社員登用試験は難しいが、病気の再発の不安は感じていない。年齢が30歳代前半ならまだ、チャレンジできる。母もチャンスだと言ってくれている。名古屋で一人暮らしを1年ほどしてきて、生活力も身についた。同級生が海外で働いていることにも刺激を受けた。
> >
> > B、友人とは比較しすぎるのはよくない。が、追いつきたい気持ちも分かる。
> >
> > 近況
> >
> > A、航空会社で、旅客から貨物への転職をしたが、全く分からないことが多かった。だけど、上司に聞いても教えてもらえず、入力作業などの単純作業を押しつけられた。その結果、1年たっても先輩の働きぶりに追いつけず、会社都合で退職に追い込まれた。心配なのは、会社都合と自己都合でハローワークでの支給時期が変わることだ。自己都合では、3ヶ月以上支給されない。職場は通勤に1時間40分もかかるし、自費で特急に乗って通勤するなどしたが、体力的にも無理だった。
> >
> > B、私も前職は会社都合で退職した。わたしの担当した仕事がオートメーション化で人員が不要になったためと書いてもらった。障害者手帳をもっていたので、会社は退職理由も少し配慮して書いてくれた。
> > 今の会社は社員教育が行き届いていて、前職のことは全く聞かれない。前職は障害者を雇うだけで配慮のまったくない放置だった。
> >
> > K、退職理由は、次の会社の面接で、ほぼ必ず聞かれる。わたしもその退職理由で苦労した。どんな会社に入りたいか考えて、職務経歴などで不利にならないように、前向きな理由で退職したと説明できるようにすべきだ。
> >
> > T、転職は同じ業界ならつじつまが合いやすい。わたしは情報系の教育を受けて、エンジニア経験もあるので、その方向に進みたい。
> >
> > A、今の仕事は6時間勤務で障害者枠だ。次の勤務先が直接、今の職場に問い合わせるのが怖い。個人情報を守ってほしい。ハローワークでは、介護職の職業訓練にも興味が湧いた。以前、介護はどうか?と言われたこともあったが、そのときはピンとこなかったが。今は、お客様と接する仕事にやりがいを感じている自分に気づき、また、両親が年老いてきたのもあって老人介護の仕事も視野に入れてホームヘルパー(介護初任者研修)の資格も取ってみたい。
> >
> > M、わたしも介護職をやろうと思ったことがある。しかし、今の職場の上司からたいへんだから止めておけと言われた。本心から世話したいという気持ちがないとできない仕事だ。今の清掃の仕事で体力的にバテているので、体力的にも難しいとの判断だ。
> >
> > A、以前、受けた適性検査では、事務職は3点(10点満点)だったが、接客は9点だった。
> >
> > M、病院では、入浴補助などで男性のヘルパーの募集もしている。
> >
> > A、ヘルパーの友人がいて、転職を繰り返している。確かに転職ごとに職域が上がっているが、離職はよくないと思う。
> >
> >
> >
> >
> >
> O、20代のころはリネンの納品事務をフリーターでしていた。サービス残業が長くて上司にアルバイトできてもらうのは助かるが、いつまでも続けれれない。他の仕事を見つけろと言われて退職した。しかし、30歳で就職活動しても50社以上受けたが、断られ続けた。社会的にもリーマンショックで職がない時期と重なった。障害年金ももらっておらず、精神科にかかる医療費の負担ができないぐらいに困窮して、年金受給を決意した。働くことをあきらめてはいけない、と主治医から言われた。働いてそのお金プラス年金だということだ。しかし、偏見がないというのは嘘だ。障害を隠して働いているときは、福祉パスを使っているのも隠していた。また、身体が元気なのに、相応しい仕事をしていないのを
> 、不審に思われ、嗅ぎ回られたこともある。障害者枠で仕事を捜しているときも、「精神の障害者は前に暴れた人がいたから」と偏見で断られたこともある。危険、危ないというネガティブなイメージがある。小学生ぐらいの時は、冗談で「精神科行け」と言っていたのを思うと、偏見は確かにあると思う。
> > かといってクローズの一般就労では、非常に厳しい。仕事の指示は1回しか言わないし、忘れたからもう一度教えてほしいでは通用しない。なんとか頼みこんで2回目に教えてもらっても、あれこれからかわれる。フリーターは待遇が悪いし、自分は仕事の飲み込みが悪いので、年下の先輩や上司に仕事を教えてもらっても1回では覚えられなかった。年下の20歳の先輩に頼んで仕事を教わろうとしてもまともに相手にしてくれない。
> > 障害者職業センターを利用した。単純作業の繰り返しなど、なぜこれをやるのか理解できなかったが、カウンセラーがいたので、相談したくて通った。
> > 今は、靴屋さんで働き、職場に理解があって、優しい。女性社員もちゃんと話しかけてくれる。配慮もされている。お客さんの前には行かずに、バックヤードで在庫整理や空き箱つぶしをしている。
> > 自分は、デイケアにも通っているが、そこは働いていない人がほとんどだ。デイケアでは、仕事もしてないのに、「モテたい。モテる」と勘違いしている人がいて、社会とのギャップを感じる。働く気もなく、カラオケやスポーツやレクには積極的に参加しても、就労支援には参加もしない人もいる。働いてない事を遠慮しているのなら、まだ分かるが、完全に開き直っている様子に違和感を感じる。
> >
> >
> > B、身体障害者と同時に入社したことが最大の配慮だった。同じ時期に障害者と入ったことで連帯感が生まれるし、周りの目も優しい。その身体障害者の人もすごくよく理解してくれる。今の職場では、ジョブコーチが必要なことを伝えてくれた。前回の職場でもジョブコーチは伝えていたと思うが、職場の上司は理解できていなかった。
> > 今は、一人作業に加えて、台車で運搬作業をして他のフロアに行くときにも、最初はリーダーが付き添いしてくれた。他のフロアできょろきょろしていると、私が、対人恐怖なのを分かっているので、「他の人は気にしなくていいから、自分の仕事をしてください」と言われて、自分の特性をよく分かっているなあと思った。
> >
> > K, 対人恐怖やしゃべれないのはどうやって克服したか?
> > B、私は森田療法と内向的性格でもいいんだという、元リクルートの渡瀬謙さんの本と出会ったことが大きい。昔は根暗でいっぱいいっぱいで、しゃべることがなくて悪口ばかり言っていたが、今は「そのままでいい、内向的でもいい」、という考えることができた。暗かったことを笑えるようになった。森田療法は、「そのままの性格でいい」ということと「行動をする」ことを柱にしているようだ。大正時代から続いている療法だ。対人恐怖している自分を受け入れて、それでも、人から逃げないという「行動」を訓練した。
> >
> > S、自分も対人恐怖や社会不安症があった。今はだいぶ良くなった。昔は、相手の言動を悪く捉える癖があった。被害妄想的なところもあった。
> >
> > K、統合失調症でも被害妄想はあるが、言動を悪く捉える程度ではなく、全くなにもないことから、スパイにねらわれているとか、警察に尾行されているといった被害妄想だ。対人恐怖とは次元が違う。
> >
> > B、対人関係でいつも苦労する。最初に仲の良かった同僚が、数ヶ月後に話しかけてくれなかったので、ストレスがたまって、「俺のなにが悪いんだ?」と言った。しかし、相手は忙しくて、自分に用事がないだけでなにも悪くは思っていなかった、ということがあった。しかし、その時の「俺のなにが悪いんだ?」と聞いたことがきっかけで本当に仲が悪くなってしまった。
> >
> > S、就職活動をしたいが、まずは朝起きて夜しっかり寝ることだ。規則正しい生活をしたい。今は、朝の3時半に目が覚めて、昼間眠くなる。就職といっても会社勤めは難しい。ギターや絵を教えたい。
> >
> > B、SNSで知り合ったADHDの友人がいる。毎日、メールが来て正直迷惑だ。実際に会うのもキャンセルしたら激怒された。発達障害の自助会に行ったが、みんな個性が強い。
> >
> > S、そうした個性が強すぎるのが発達障害の特徴だ。
> >
> > B、引きこもりカレンダーという20年ぐらい前に出版されたものも、心の支えになった。統合失調症の急性期とはどんな感じか?
> >
> > K、私は、学生時代に、教授に論文を書けと言われたのが、プレッシャーで「世界一の発明をしなくていけない」という焦りになり、そのうち、「世界一の発見発明をしようとしている自分をアメリカの軍が狙っている」という妄想を抱くようになった。そのうち、周りに無理矢理英語の片言で「I am OK. I am not KO」と繰り返し泣きながら話すようになり、保護された。交通事故や就職活動とも重なった。
> >
> > まとめ
> > 今日は、自分の話もできたし、他の人の話を聞けて有意義だった。
> > オープンかクローズにするかじっくり考えることができた。
> > 正社員を目指して頑張っている人の話が聞けて良かった。
> > 初めて来たが、次回も参加したい。
> > あまりはなせなかったが、いいたい事は、他の人が話してくれた。
> > バレンタインだったが、チョコもなく男性ばかりの会になった。次回もよろしくお願いします。今日はありがとうございます。
参加者
S、T、K、M、O、G、U、B、A、N、C
参加者自己紹介
S:去年3月で離職。雇もれびの会を主宰。ソーシャルワーカーを目指して学生になる予定。
T:病気療養中。
K:正社員登用試験を受けたが、ダメだった。
M:15年間闘病服薬中。現在、2年間働いている。
O:靴屋さんで働いている。
G:雇もれびで居場所を見つけたと思った。
U:銀行勤務、25年服薬中。
B:アスペルガー、対人緊張、社会不安障害、人との会話に慣れたい、メーカー勤務。
A:外資系エアライン勤務だったが2月末に退職。就活中。統合失調症だが、次は障害をクローズ(非開示)にしたい。
N:ぼらみみを見た。ボランティアとして参加する。
近況
G:障害者手帳を取得して職場で見せたが、反応がない。保健所にも相談して、風車の会という自助会を紹介された。コンタクトを取って4月から土曜日に参加する予定。4月11日だ。転職を視野に入れてハローワークに障害者求人登録した。クビになるかもしれないので不安だ。
T:発達障害系の診断はドクターによって違う。
B:自分も障害者職業センターのカウンセラーに自分のことをしゃべりすぎ、話しを聞かない、聞く気がある?と注意された。最近は、気をつけて聞くことができるようになってきた。
G:聞くことは自信がない。自分もしゃべりすぎで、意味が分からない、と注意される。わかりやすく言い直すようにしている。
T:しゃべりすぎは発達障害と関係がある。
ASD(アスペルガー自閉症スペクトラム)ガある人は
SAD(社会不安障害)を二次障害に持ちやすい。
ASDは脳の障害とされるが、はっきりとした診断根拠はまだない。ただし、コミュニケーション能力が上がるとされる薬が開発されている。将来処方されるかもしれない。今は、治験段階だ。
T:働いている時のシフトがひどい時があった。闘っても意味がない。
G:働いていても「おまえは頭が悪いから」と言われる。社長に障害をオープンにしたとき、健常者と同じ扱いにすると言われた。伝わっていない。もっと「優しく」してもらいたい。言っていることがよく理解できない。自分の考えで仕事を進めたいが認めてもらえない。「早くやれ」しか指示がなくて困っている。
O:給料が上がった。900円から時給950円になった。次は1000円を目指したい。仕事はやることがなくて暇な時もある。ノルマがないので助かっている。台車などを使って荷物を運ぶ仕事もする。「仕事が出来そう」と思われて逆に仕事が出来ないことが理解してもらえない。「アレやって」じゃ分からない。見本を見せてくださいとジョブコーチに言ってもらえた。ジョブコーチが良い人で大変お世話になった。障害者職業センターのジョブコーチだが、レベルが高い。最初の1年だけだ。長く働きたい。不満はない。5年働ければ、正社員になる道もある。症状は特にない。軽い発達障害だ。「アレやって」が一番困る。どこにあるかも分からない。「見れば分かるだろう」と言われるが曖昧な指示が
苦手だ。
G:私も曖昧な指示で間違えてよく無駄な仕事をしてしまう。
A:求人雑誌を見てハローワークに行っている。家族が協力してくれる。ホテルの仕事を希望している。2社面接が終わって、結果待ちだ。販売業は門前払いだった。英語もできる。クローズで求職する。パワハラが怖い。断られた職場に理由を聞くと「経歴が立派すぎる」と言われた。困る。
O:自分もホテル勤務だったが、楽しかった。
B:自分は泊まり込みホテル勤務だったが3週間で退職した。38回転職している。
T:転職が多いのは発達障害ではよく聞く話だ。
U:仕事の上司がよくて積み残しの仕事が捌けて楽になった。幻聴、幻臭がひど胃。薬を飲んでいるが、ダルくなるので夜にまとめて飲んでいる。睡眠もできる。正直言うと今の仕事は辞めたい。薬を減らすと頭がカリカリする。フルタイム、オープン、ボーナスを含めると時給1000円ほどだ。年金ももらっているので十分だが、年金は切られそうだ。
T:病気とのつきあいは難しい。昔は年収500万円を超えたが、今は無理だ。メーカー勤務出クレーン免許も持っているが、40代半ばだと、体力的に厳しい。ソーシャルワーカー職に就きたい。
B:自分は41歳からメーカー勤務を始めた。遅すぎることはない。
■愚痴カフェやぽぉーとサークルという企画で、それぞれの特技を披露していこう思う。それぞれの特技を教えて欲しい。
・障害者ケアの認定心理学を教えたい。
・消防団で救命法を教えている。
・NHKの初歩英語を10年聞いている。
・卓球と切り絵が趣味だ。デザインナイフを使う。
・写真を撮ってPCで加工しているが、教えるのは苦手だ。
・英会話を教えたい。歎異抄を教えたい。
・鉄道が趣味で、JRの91%に乗っている。国内旅行取扱主任の資格もある。
・演劇のシナリオ作りを教えたい。キャビンアテンダントの裏話もできる。
・コーヒーをおいしく煎れる方法を教える。焙煎が趣味だ。
・科学や石鹸など生活用品に詳しい。
■ぽぉーとサークルで取り上げたいテーマはあるか?
障害者手帳を取得すべきか?
手帳を取得するとどうなるか?
オープンでいくかクローズでいくか?
B:自分はオープンで働いている。配慮はあるのはうれしいが、成長がないようで寂しい。正社員にはなれないし、ボーナスもない。3ヶ月ごとの更新だ。昇給もない。孤立している。気楽だが、普段は誰も話しかけてくれない。
■心理カウンセラーのC氏登場
トラウマとはなにか?
心的外傷だ。悪いショッキングな出来事を思い出して痛みが消えない状態だ。
対象喪失とはなにか?
取り戻せないものを求める状態だ。昔には戻れない、なくしたものがなくても生きられるようになることが必要だ。
昔、幸せだったひとは幸せだ。昔から不幸だった人、生まれながらに不幸だった人は幸せになるのが難しい。これから先も山あり谷ありだ。これまで虚しかったとしてもこれからは違う。ただしすぐには解決はできない。
1年365日あり、24時間を経験していろいろな人で出会っている。過去は過去。今の何かが変わることで将来が変わっていく。自信を持つことが大事だ。
今の方ができることは多い。愚痴カフェやぽぉーとサークルといった特技を披露して講師体験をすつことで自信につながる。
ネクラとは物静かで感情豊かな人だ。
まとめ
・今まで言えなかったことが言えて良かった。
・個人名は出さないで欲しい。
・職があるので続けたい。
・仕事を続けたい。
・仕事をやっていても出口が開けていない。ハローワークに登録したのも良かったと思う。似たような自助会の風車の会に出てみる。
・雇もれびの会が解決策になるのを期待している。
・前を見つめるようにしたい。
・初めて参加したが、仕事の悩みが多かった。