平成25年12月14日土曜日(2013)語る会議事録
司会G、代表B、ゲストC先生、参加者、A、K、M、W (合計7名、内女性3名)
 
1. 代表挨拶
人数も少ないのでフランクに行きましょう。
2. 会の紹介
自助会です。話したことは個人名を伏せて公開します。
3. 司会挨拶
緊張しています。
4. 社労士の記事
障害年金について
3級は一般の人から50%下回る、2級は50-70%下回る仕事量(週に12-20時間程度)しかできないという基準がある。
詳しくは別記します。
5. 自己紹介
B:非常勤の公務員で、フルタイムで働いている。時間休という1時間単位で有給休暇が取れる制度があるので助かっている。
W:障害者介護のスタッフをしている。注意欠陥障害と自称しているがよく失敗をして注意される。
K:農業を中心とした障害者の施設で働いている。
G:就労移行支援に通所している。冬場は弱い。
M:病院の清掃の仕事を続けている。
A:事務の仕事を3年続けて、異動になりまた新たな気持ちで頑張っている。
C:カウンセラーをしている。コミュニケーションの技術などで手助けできることがあればいいと思う。

6. マガジン回覧
平成25年11月号を回覧しました。
7. この会に来た目的

8. 近況について
M:職場(病院での清掃の仕事)で、周りが60歳近い年上ばかりで同年代がいないのでさみしい。
K:B型作業所(就労継続支援)で職員として働いている。内職としてDVDレンタルショップのケースのシールはがしなどを請け負っている。また秋には銀杏を製品化してチャリティーイベントなどで販売している。季節の品として喜ばれる。畑の産物を売るので、冬場は草刈りや耕すだけで儲けが出ない。
C:心理療法、芸術療法、ボディワークを行うカウンセラー業をしている。Gさんと出会って自助会を知って、自助会の今後について相談を受けたので、参加した。参加者が何を求めに来ているか知って、精神的な援助ができるか検討して、自助会を活性化する提案を今後したい。現在はフリーランスとして民間のカルチャースクールなどで教えている。
門下生も増えてきた。去年、自然と統合するという意味の協会を立ち上げて薬や医者に過度に頼らないで不調を未然に防ぐ(未病)の考えを広めている。満員電車の通勤や会社組織といったストレスフルで人間性を押し殺す現代の都市生活において、調子が悪いことを認めて許すことでできるケアがあると考えている。カウンセリング費用は非常に高価ですぐに良くならないものだ。だから、最近は、アロマやハーブを併用して効果を高めている。昔からの民間療法を再評価することで体に負担がかからず、自然に従っていたわることができる。
W:10月から重度心身障碍者(児)のデイケアで介護的な仕事をしている。自分自身も癒されるようだ。注意欠陥障害であり不注意で失敗を繰り返してしまうが、非常にポジティブなのが救いである。介護関係の資格をとるのが当面の目標です。給料が高くないけれど、他の自分の仕事も合わせて生きるという人がこれから増え
ると思う。
G:就労移行支援に通っている。すぐに泣いてしまうのを卒業したい。実社会では人間関係は避けて通れない。何がしたくて何のために訓練を受けているかわからなくなる。
K:向精神薬や睡眠導入剤の副作用ややめ方、減らし方を知りたい。手が震えて細かい字が書けなくなった。効果は2週間ほどかかると言われた。薬についてのセカンドオピニオンが欲しい。特に不眠が気になる。
B:不眠には寝付けない、中途覚醒、早朝覚醒とタイプがあり、原因や対処がそれぞれ異なるようだ。
G:夜の寝る前の音楽、暖かいココア、あんかなどで寝る工夫をしている。
C:毎日明け方3時ぐらいに寝ているが慣れてしまった。現代人なら多少眠れないのも仕方ない。朝日を浴びることで体内時計がリセットされる。眠りにつきやすいハーブもある。副交感神経が強まると眠りやすい。体温が下がって、手足がポカポカしていると眠りやすい。寝る前の風呂は効果的。食事の時間にも気を付けている。薬とハーブは併用できない場合がある。しょうが湯、しょうが紅茶は健康や睡眠だけでなく、抗鬱作用もあるらしい。一方、アルコールを多飲すると眠りが浅くなる。利尿作用がある。養命酒のようなアルコールならばいい。携帯電話の画面は睡眠を妨げるといわれている。
W:新企画として生活保護から脱却した人の話を聞きたい。
B:精神障害者にできる仕事、向かない仕事を考えたい。
M:掃除やゴミ捨てなど得意だ。きれいになって気持ちがいい。
A:庶務事務などもできる。
K:人によるがお客相手より一人で黙々とやる作業が好まれる。料理やモノづくり、介護ヘルパーなどもできる。
G:向いている職業を見極めてくれる第三者の視点が必要だ。精神的なフォローが必要である。
9. 初めて来た人の話
なし
10. クリスマス企画
プレゼントを持参、提供してもらう。他の参加者の提供したプレゼントを500円で買って参加費に充てる。
11. プレゼント交換と集金
参加者7名で、6つのプレゼンが集まりました。ネックウォーマーやコーヒー、ひざ掛けです。
計3000円が集まりました。ありがとうございます。
12. 寄せ書きタイム
別記写真。
13. まとめ
7名という少人数で楽しく語れたと思う。今後、大人数になった時は、7人ぐらいのグループに分かれてそれぞれのグル―プで司会と書記を頼みたい。専門家の意見を聞くという新企画を始めた。C先生や社会保険労務士のコメントだ。今後も続けていきたい。
今日は本当にありがとうございます。
雇もれびの会 議事録 2013年 11月9日@アートリーフ風花 
                        参加者 10名 司会 Gさん
自己紹介 
Aさん 公務員の非常勤の仕事をしている。フルタイムでクローズ(非開示)
Kさん  障害者枠で事務の仕事をしており、新しい職場になって1か月が過ぎた。
Tさん うつと社会不安障害。20年前から病院に通っている。この会のことはインターネットで検索した。現在 障害者枠のフルタイムで正社員の仕事で事務の仕事をしている。
Sさん 20年前から病院に通っており、現在7社目の会社。 障がいをオープン(開示)にして働いている。
Nさん うつ病 A型作業所に通所しており、現在4か月である。次の仕事へのステップだと考えている。
Mさん 「サポートルーム ゆい」というところからの紹介で来た。現在 病院で清掃の仕事をしている。
Bさん 9年前から病院に通っている。人間関係・職場環境への不適応が課題。5年前 アスペルガー症候群(発達障害)と診断された。仕事はある大手製造業の下請けの仕事をしている。
Hさん A型作業所に通っている。一日4時間で週5日間で働いている。人間関係に悩んでいる。
Gさん 就労移行支援事業所に通っている。2級の手帳を持っている。
Kさん B型作業所のスタッフをしている。健常者であるが神経症的なところもある。
この会に来た目的 
Aさん 孤独な人を勇気づけたい、会って話を聞きたい。
Tさん ひきこもりぎみで、一人での行動ばかりだった。みんなの現状を知りたい。自分のことも話したい。現状とこれからを考えたい。
Sさん 知り合いの方からこの会のことを聞いた。障害者を励ます会と聞いている。職場でのコミュニケーションが取れないので少しでも克服できるようこの会に参加した。働いているほかの人の状況も知りたい。
Nさん 話を聞くことで、自分の考えを確認して参考にしたい。
Mさん サポートルームゆいからの紹介。そこは、名古屋のマンションの一室で活動している支援ルームだ。生活指導員の方や保健所から雇もれびの会という自助会に参加してみたらどうだ、と言われた。
Hさん デイケアに通っていた時に雇もれびの会の事を紹介された。サポートルームゆいもお世話になった。働いていないときに来たが、ピンとこなかったが、今は、働いている。仕事以外に人と関わりが欲しい。ひきこもりがちである。
Bさん 二週間前インターネットでこの会の事を調べた。森田療法の会などに参加した。社会不安障害があって人間関係が築けない。孤独から抜け出したい。
Gさんの 「人生ここにあり」という映画を見て雇もれびの会の事を知った。この会で就労移行を知って、行きたいと思い現在に至る。外に出ることが目標であり目的だった。関西出身で名古屋に知人が少なく孤立していた。分かち合えるものを求めてここにきている。
Kさん 障害者の方への就労支援施設を作りたいと考えており、精神障碍者の考えを勉強しにきている。現在、農業主体の障害者施設で働いている。
初めて来た方の話を聞く
Bさん 手帳を取って5年。クリーニング工場や運送会社などを転々とした。前職は毎日、1時間40分かけて通勤していて苦痛だった。当時、一人暮らしだったので、家賃を含めてすべて自分の力で生活してたいへん苦しかった。今は、親とも和解して、実家で暮らしている。病気についても理解してもらえた。
手帳をもらって病気をオープンにしている。大手製造業の下請けで電気製品を作っている。一日に何百個と製品を作る黙々と仕事をできることが自分には合っている。毎日、組み立てやプラスチックの取り付けなどの仕事をしている。ほかにも、掃除、伝票整理、ごみだしなどもしている。
精神安定剤を服薬している。人生を楽しむことが今の目標。今の、この仕事はハローワークで障害者枠の担当者についてもらって、何回も探してようやくみつけた。8時間で残業なし、毎週5日の仕事が見つけられて、幸運だったと考えている。職場環境にも恵まれている。人間関係もいい。身体障害者の人と一緒に採用されたことが良かった。障害者同士助け合える。みんなも障害者に配慮してくれて優しい。
これまで(単発バイトを含め)38回転職している。採用されることは良いのだが、そのあとに不安にさいなまれる。採用が決まっても人間関係に不安を感じてしまって、就職辞退することもあった。
今の職場はリーダーも先輩も優しく人格者であるのもありがたい。前の会社では、大勢の前で「こんどの新人は障害者です。」と公表されてつらかった。運送業では、気性が荒い体育会系の男性社員が多くて、障害者だとわかると、無視されたり嫌がらせされた。前職で頑張ったので忍耐力がついたと思うことにしている。前は夜中の2時に目が覚める中途覚醒などあって疲れが取れなかった。
以前は、給料が安くて、生活が苦しくて土日のアルバイトしていた。
今は、親元で安心して働ける。
まだ、40歳前だし、人生あきらめたくない。
Mさん 週末医療の病院でアルバイトとして働いている。ハローワーク経由で探した。朝6時から夕方3時の勤務。月に休みが非常に少ない。それでも働いて充実している。気の荒い患者さんもいるが優しい患者さんも多い。お菓子を利用者さんからもらえることがある。4人チームで掃除の仕事をしている。3か月で10kg体重が減った。半年間続いている。A型作業所を経由して今に至る。
Kさん 総務事務の仕事をしている。入力。シュレッダー、資料運びなど細々とした仕事もある。休日はソフトボールなど外でスポーツをしている。職場には障害者の人も多い。手帳を持っている人は申し出てください、と張り紙がある。
Hさん 職場のA型作業所で、給料について利用者同士でトラブルがある。仕事の量にかかわらず公平なことに不満をもつひとがいる。休み時間に一緒に文句を聞かされてつらい。職場の派閥のようなものがあってイヤだ。
Nさん 自分は休み時間に一人で別室で過ごせるような配慮をお願いしている。
Tさん 作業所では工賃の昇給がないのが問題ではないのか?最低賃金の問題も。、まだ法整備が不十分ではないか?給料を上げるように組合などにお願いしたいが、障害者だとそれも難しい。法定雇用率ですら守れていない企業もあるし、民業圧迫という声すらある。
Bさん 自分も時給は安いし、昇給もない。けど、民間企業ならしょうがない。人間関係がいいので納得している。
雇もれびの会 議事録  2013/10/12(土曜日)14時~16時 
  @新栄 アートリーフ風花 司会 Gさん
参加者 14名
テーマ働いていくうえで困ること。仕事を探すときに気を付けていること。
自己紹介
Bさん体調が悪い時があり、有給も消化してしまう
Kさん新しい職場になり2週間が過ぎた。
Dさん一日6時間勤務。人間関係がつらい。ハローワーク経由で仕事を探した。
Tさん(初参加)週2日の仕事で事務補助をしている。清掃の仕事もした。今の仕事はツテで探した。現在調子があまり良くない。
Nさん サラダ介護の仕事をしている。B型事業所の職員をしている。
H社長 老人ホームを経営している。障がい者と農業がしたいと考えている。
Zさん 三重から来た。 雇もれびの会はインターネットで検索した。
Mさん 北区のデイケアに通っている。今はA型作業所の4時間の週5日通っている。
Uさん 北区のデイケアに通っている。今後ウイングルに通う予定。
Aさん手帳を取得して1年4か月。就労支援移行所に通っている。障碍者合同面接会にも参加した。     アルバイトをしようと思っているが訓練のほうを優先しなさいと言われている。
Oさん A型作業所に通いはじめた。一日6時間。週5日。3か月続いている。今の目標は障碍者枠の一般就労。
Gさん就労移行支援事業所に通っており、訓練の一環で、デコレーションの講師を事業所から頼まれた。
Iさん 喫茶店タイプの作業所で当事者スタッフとして働いている。
Yさん(初参加)野菜に興味がある。この会のことは、ブログで見つけた。語る会
・調子の悪い時はどうしているか
Dさん 日単位で目標を区切り、この日までは頑張ろう、それが終わると、また次の日までは頑張ろうと考えて仕事をしている。生活のため働かなくてはいけない。今の仕事を見つけるのに1年かかった。二級なのを会社の人は知っているので、仕事はありますか?と職場で聞いても「ありません」という返事があってつらい。ずーと「ぼー」としていろというのか。作家になるのが本当の夢。

Kさん 朝型生活を心がけることで体調が悪くなるのを防げる。何ができるか不安な時があったが、今は出来ることもあるし、やってみてダメだったら他の仕事もあると考えられる。老人介護や保育など人の足りない分野がある。
調子が悪いときは早めに伝えるようにしている。安易に遅刻したり休んだりしないようにしている。不安を一人で抱えるんでなくて、だれか職場で相談できる人をみつけるといい。うまく働くには人間関係が大事。相談できるのは障害をオープンにした場合のメリット。

Aさん 2級の手帳を持っていると仕事が見つからないのでは、と不安になる。収入の足しにしようとアルバイトをしたくても就労移行支援事業所から止められる。

Dさん 実際に2級の手帳を持っていても仕事は見つかった。1年間かかって見つけた。20-30社ぐらいに履歴書を送って断られた。私が今の仕事に就いたのは38歳の時。Aさんは充分若いので遅すぎることはない。また仕事を探すコツはハローワークの職員と仲良くなっておくと、いろいろな情報が入りやすい。また、本人の強みや特徴をつかんで、それに合った職を探してくれることが多い。障害者合同面接会はなかなか採用に至らない。

人間関係は、嫌な人もいれば、必ずいい人、優しい人もいる。配慮が必要ですか?と聞かれて、「昼休みは一人で静かに過ごしたい」と答えて、役立っている。A型作業所であろうと仕事は仕事。ちゃんとやらないと評価が下がる。今、自分は製造業の作業所に通っている。ジャンルが自分に合っていた。以前、製造業を7年間やっていた。扱うものは違うが、雰囲気が似ている。

Mさん A型作業所の面接を受けた。「どんな仕事をしたいですか?パソコンにずっと向かう仕事は苦痛ですか?」と聞かれて「いいえ。全然、苦痛じゃありません。これまでのスキルを磨くためにもぜひ事務の仕事がしたいです」と答えた。すると「それでは、そのように仕事を用意します」と言われて非常にうれしかった。

・収入について働きながら障がい年金はもらえるか? 状況が変わってきており、もらいやすくなってきている。
・働くときに大事なこと。 業務に関係した資格を取ると熱意が相手につたわりやすい。

Dさん→事務系の仕事を探していたのでMOSという、パソコンの資格を取ったことが就職に有利にはたらいた。

・H社長からBさんへ。接客の仕事をしたキャリアがあり、仕事を探すなら、ホームヘルパーなどの介護資格を取ってみてはどうかという提案がでた。介護職員初任者(ホームヘルパー2級)という資格があり、約130時間(3か月ぐらい)の講義を受けて試験に合格すれば資格がもらえる。介護業界は人手不足で人手がほしい。護職員初任者研修という。8万円程度で受けられる。ハローワークに行けばテキスト代だけで受けられる場合もある。
・初めて来た方の発言
Yさん B型作業所に通っている。時給は約40円  封筒の封入など。作業所が補助金を目当てにしている?ように思える。給料が安すぎて疑心暗鬼になっている。作業所として県から9万円近い補助金が出ているはずだ。うまく言葉にできない。仕事といっても管理して監視して隔離しておく作業をやらせてほおりこんでいるだけではないか。
H社長 それは、違う。私は、三重でA型作業を経営しているからわかるが、経営は非常に厳しい。サービス管理者を置かなくはいけないので、月に30万はそれだけでかかる。他にも職員の給料や電気水道代で70万円近くかかる。NPOでも、株式会社でも同じことだ。補助金は利用者一人が一日参加して5千円だ。登録者が20名いても平均利用者数が10人では赤字になってしまう。逆にいうと利用者が毎日20名以上いれば経営は成り立つ。

本当にいいのは、当事者で有志を集めて起業することだ。なにか特技を生かして事業を起こすのが一番いい。病気を受け入れてくれる雰囲気ができるはずだ。
・障害者手帳の2級と3級の違いは 基本的に医師の診断書で決まる、調子が良くなると3級に落とされることがある。
仕事をしていると2級から3級になることがある。障害年金で非常に不利なので困る。仕事をしていても障害年金をもらうのは非常に難しいと聞いて、医師に払う書類代も1万円かかることからあきらめた。
手帳の級と年金の級は異なる。収入がいくらかまで上がると年金が半分に、さらに上がるとまったくなくなると聞いたことがある。年金の手続きは早めにしたほうがいい。年金の相談は、地域の相談受付事業所へ。
・A型作業所から一般就労は可能か?
私は二級の手帳を持っているときに福祉関係事務所で事務補助の仕事をやっていた。福祉の配慮はあるだろうが、二級でもあきらめる事はない。

親に面倒みてもらている人。生活保護の人。実にさまざまだ。A型作業所に通いながら、一般就労を目指している。それは最初から面接で説明した。3年ぐらいかかるかもしれない。


Tさん 周りに仕事を探しているとアピールしたら知人の事務所で事務補助として雇ってもらえた。以前は、クローズで働いていたこともあるが、苦労した。オープンにしてよかった。作業所で、三障がいを見ているが、精神障がいが一番外から分かりにくい。
最後にひとこと。Gさん 不慣れ司会をやってあたふたした。
Nさん 働くときの「バリアフリー」ということをしっかり考えたい。